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201307   8 / 11

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げん き もん 「 元 希 者 ク ラ ブ 松 原」 (松原市老連・縄田 榮会長)は、医療情報 などを筒状の容器に入 れた「緊急安心キット」 を作成し、2年前から 一人暮らし の会員や地 域の 65 歳以 上の希望者 らに配布し ています。 キットを保 管している 会員は「急 病や災害時に安心でき る」と言い、なかなか 好評のようです。 このキットは、 「11 9番」通報で駆け付け た救急隊員に、迅速な 救命活動に 役立つ医療 情報を提供 できるもの で、自宅で 倒 れ る な ど、いざと いうときに 命を守る取 り組みとし て注目され ています。 市老連が主 体となって 実施してい るのは、府 内で初めて といわれて います。 同クラブ 松原は「引 きこもり対 策活動」に 取り組み、寝たきりや 一人暮らしになった仲 間の声掛けなど、各単 位クラブが友愛訪問活 動を定期的に展開。新 たに、緊急安心キット 事業を導入することに なり、1年間の準備期 間を経て、平成 23 年6 月以降、希望者にキッ ト の 配 布 を 始 め ま し た。 さらに、松原市広報 紙でもこの事業を取り 上げてもらいPRし、 市内の 65 歳以上の一人 暮 ら し 高 齢 者 を 対 象 に、8か所の老人福祉 センターで無料配布し ましたが、縄田会長は 「平成 25 年4月現在、 市内でざっと1000 世帯に行き届いていま す。反響はいいですよ」 と話しています。 医療情報のシールに は、本人の住所や氏名、 生年月日、血液型のほ か、持病やかかりつけ 医療機関、電話番号、 主治医の名前、診察券 の番号、今かかってい る病気、常用している 薬、家族や知り合いの 緊急連絡先が記入され ています。 この情報シールはプ ラスチック製の筒状容 器(直径5、高さ 20 )に入れ、冷蔵庫の 中や、居間、食堂など に保管するようにして います。赤いハート型 のマークに「緊急安心 キット」と記入した3 枚のシール(縦・横各 6・7)は、容器と 玄関ドアの内側、冷蔵 庫の外側などキットを 保管しているところに それぞれ張り、救急隊 員らが見つけやすいよ う目印にしています。 元希者クラブ設立 50 周年を今年 10 月に迎え る と い う 縄 田 会 長 は 「市内に桃太郎旗 写真を掲げ、地 域に高齢者の健康づく りと介護予防の輪をひ ろげる事業を推進して いる。キットの配布が会員増強につながれば ……」と期待していま した。 補助金申請支援システムを説明する講習会 老人クラブの活動を 広くPRし若手高齢者 の 加 入 を 促 進 し よ う と、茨木市老連(野口 勉会長)の若手部会は、 今年4月にホームペー ジ(HP)「樫の木だよ り」写真を立ち上 げました。単位老人ク ラブ補助金等申請支援 ソフトの作成や高齢者 向け体力測定のすそ野 拡大、ウォークラリー の実現など新たな取り 組みに挑んでいます。 若手部会(岩尾守久 部会長、委員 15 人)は、 平成 24 年6月に発足。 まず、広報活動の強化 策としてHPを開設す ることになり、同年 10 月から準備を進めてき ました。 そのタイ トルは「茨 木市の木」 の樫の木に ちなんで名 付け、樫の 木の芯のた くましさと 青々とした 姿をいつま でも保てる ように願い が込められ ています。 H P に は、理事会 や総務、レ クリエーション、健康、 広報、女性など8部会 の市老連組織の活動状 況や年間行事予定も紹 介、カラフルな写真を ふんだんに載せていま す。 また、単位老人クラ ブを運営し ていく上で の問題点を 探ろうと、 アンケート 調査をした ところ、 「補 助金申請等 資料作りが 負担になっ ている」と いう会長ら の答え( 61 名)が多い ことが分か り、若手部 会では、パ ソコンによ る補助金申 請等の事務 支援に取り 組むことに なりました。 補助金申請について は、作成したエクセル ソ フ ト の 入 力 シ ー ト に、毎月、収入金額や 支出品目、金額など必 要事項を入力すれば、 月度事業報告書や期末 に市へ提出する年間収 支報告書を出力でき、 事務が簡素化されてい ます。 この支援システムを 説明する講 習会は、今 年2月に開 かれ、 36 ク ラブから 46 人の受講者 が集まり、 熱心にパソ コンの操作 を学びました。今後、 若手部会では、講師育 成講座を開いて人員を 増員。すべての単位老 人クラブ(152クラ ブ)の会計担当者らを 対象に、順次、講習会 を開催し、システム活 用の定着化を目指して います。 年1回開いてきた高 齢者体力測定は、若手 部会が支援体制を整え たうえでレクリエーシ ョ ン 部 会 と 共 同 で 毎 年、計画的に実施。多 くの参加者が自分の体 力を把握しながら、真 の介護予防につながる よう検討しています。 新たに、ウォークラ リーの開催を計画。 10 人以上の若手部員が府 老連の講習会でノウハ ウを学び、市内で協賛 団体を募ってともに運 営し、年代を問わない 世代間交流事業と して継続的に実施する ことにしています。 H P の ア ド レ ス は 「 httpibarakisin iaclub. web. fc 2. co m」です。アクセスを お待ちしています。 緊急安心キットを持つ縄田会長 キットのシール 冷蔵庫に緊急安心キット松 原 市 若手会員増へHP開設茨 木 市 市 町 村 だ よ り ..   各 市 町 村 老 連 で 行 わ れ て い る ユ ニ ー ク な 活 動 や 、 熱 心 に 取 り 組 ま れ て い る 活 動 を 紹 介 し ま す 。.. 平成25年7月1日発行第145号(8)