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健康づくり

「かかりつけ医」決めていますか?

大阪府医師会 代議員会副議長 武田 吉弘

「かかりつけ医」という言葉を聞いたことがありますか?

自宅近くで何かあればすぐに受診できる、また身体や健康のことについては何でも相談できる医師が診療科目を問わず「かかりつけ医」になります。大阪のような都市では地域に多くの診療所、病院がありますので、例えば「そういえば、○○先生や、△△先生がそうやろな」と何人かの医師の顔が思い浮かぶのではないでしょうか。「血圧が上がった」「膝が痛む」「目がかすむ」「耳が遠くなった」など様々な症状があるとき、内科や整形外科、眼科や耳鼻咽喉科などを受診されると思いますが、診療科を限らず何科であっても、日頃から何かと頼りにしている、またいざというときに頼りになる存在が「かかりつけ医」です。

「かかりつけ医」を決めておくことでどんなメリットがあるでしょう? まず、日頃からの付き合いがあれば、ちょっと症状が変わってもピンときて的確な診断をすることが可能になり、早い治療につなげることが可能になります。また、求めに応じて往診に来てくれることもあるでしょう。入院や検査が必要になった時も症状や容態によって、検査結果やレントゲンフィルムなどを添えて適切な医療機関を紹介してもらえます。

本稿に目を通していただいている多くの方は、既にかかりつけ医を決めていらっしゃるとは思いますが、「元気やから医師いらずや」「風邪を引いたときだけ薬をもらえればええねん」ということで、特段かかりつけ医を決めていらっしゃらない方に、手軽にかかりつけ医を持つコツをお教えします。まず、「となり近所の評判を聞いてみる」「散歩の途中にどんな医療機関があるのか確認しておく」ということをしてみてください。そう、それから地元の「○○区医師会」「□□市医師会」へ問い合わせてみてください。きっと、長い付き合いができるあなたにとっての「かかりつけ医」候補が見つかるはずですよ。

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